三菱/i~エンジンかからない~ワコーズ フューエルワン~「自動車」

      2017/01/12

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エンジンがかからない修理!原因はバルブカーボンの噛み込

i

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車は 三菱自動車のi 型式はHA1W エンジンはタイミングチェーン採用の3B20

自宅に行き症状確認

お客様からの電話で、三菱のiがエンジンかからなくなった!との事

お客様の自宅は近所でしたので症状を確認しに行きました。

お客様自身もエンジンがかからないのでセルモーターを回し続けたようで自宅に見に行ったときはバッテリーの力が弱く、車のバッテリーでセルモーターを回す事が困難になりましたが、スナップオンのブースターパックを持って行ってたのでジャンピングしセルモオーターを回してみました。

たまに初爆があるもののエンジンはかかりません。

現場での作業をやめ、最近では任意保険で標準のロードサービスを使い積載車で工場まで運んでもらいました。

 

エンジンがかからない基本点検

工場まで運んでもらうとまずエンジンのかからな時の基本点検をする事にします。

エンジンの基本点検とは、「良い圧縮」、「良い混合器」、「良い火花」ですのでまず簡単に計測できる「良い火花」から点検します。

通常ならスパークプラグを取り外してクランキングで見るのですが、「くるまにあ」ではBOSChからでている「エンジンアナライザー」のPMSを使いスパークラインを波形で測定します。

エンジンアナライザーのPMS100で確認すると火花は良好に飛んでいます。

PMS100

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次に調べるのは「よい圧縮」です。

スパークプラグを取り外し、コンプレッションゲージをセットしてアクセル全開(スロットルバルブ全開)にしクランキングします。

このiは走行距離14万キロ走行しているのですが、3気筒共少し圧縮が低く思える感じではありますが、エンジンが全くかからなくなる様な圧縮抜けはありません。

残るは「よい混合器」です。

燃圧計をセットしてイグニッションONにし燃料ポンプの燃圧を測定します。

測定結果は燃圧良好です。

次は燃料を噴射しているかインジェクターの点検をします、

これもBOSChからでている「エンジンアナライザー」のPMSを使いインジェクターの電圧の動きを波形として確認します。

インジェクターの波形を確認しても良好である。

PMS100

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この基本点検をして気になる点はエンジンの圧縮圧力が気になります。

スパークプラグホールから少量のエンジンオイルを垂らし再度圧縮圧力を測定。

少し圧縮圧力が上がったもののやや低い感じでありました。

すべて分解したところを組み直し、スロットルバルブ手前から初爆剤をいれて再度エンジンをかけてみる事にします。

初爆剤が効いたのか、先ほどより初爆回数が増えエンジンがかかりました。

 

エンジン始動後の点検

エンジンがかかり始めて、エンジンを切りなにもなかったかの様に再始動ができるようになりました。

再度、スパークプラグを外してエンジンの圧縮圧力を測定すると、先ほどよりも圧縮圧力があがり問題のないレベルまでになりました。

お客様の車の使用状況は車を預かる前に聞いていたので、バルブにカーボンが蓄積してバルブの密着力が落ち圧縮圧力が低下したと考えられる。

ここで三菱自動車に働いている友人に相談しました。

それだけの点検をしてエンジンがかかるのでしたら「バルブのカーボン噛み込」と答えて頂き、車体番号から調べてもらうとエンジンコンピューターのプログラム書換えがあるみたいです。

三菱自動車の車種でものiだけが、あまり車を使わない方に多い症状らしいです。

本来なら、もっと車を使っていただければ問題ないのですが、そこは私生活もあるので車の乗り方まで変えていくのは難しいことです。

三菱の対策としても、エンジンコンピューターのプログラム書換えと三菱の自社製品の燃料添加剤を使いカーボン除去をしているようです。

 

エンジンコンピューターのプログラム書換え

エンジンコンオピューターのプログラム書換えをするのには、まずスロットルボディーのスロットルバルブを綺麗な状態にしなければいけません。

これを怠るとアイドリング回転の不調がでてきます。

それから三菱自動車に行き、iのエンジンコンピューターの書換えをしてもらいました。

エンジンコンピューターのプログラムを変更しても、エンジンのバルブのカーボン噛み込は低減するらしいですが、完全ではないので再度エンジンがかからなくなる事も多いみたいです。

エンジンコンピューターのプログラム書換え後に試運転してみましたが私には変化がわかりませんでした。

そして、ワコーズの燃料添加剤「フューエルワン」を入れて、この事をお客様に伝えてこの作業は終了です。

WAKOS F-10001

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WAKOS F-10002

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フューエルワン投入から半年後

お客さまからお電話があり、半年前の症状になる前兆があり少しエンジンがかかりにくいとの事!

乗り方は以前と同じあまり車を使わないようです。

自宅まで行き確認するとエンジンはかかるものクランキング時間が少し長い感じがしました。

お電話で「あの時のフューエルワンを持ってきてほしい!」とも言われておりましたのでワコーズのフューエルワンをガソリンタンクに投入しました。

それからさらに半年後にタイヤ交換でお会いしたのですが、フューエルワンを投入してからあのエンジンのかかりにくい症状はないようです。

今ではフューエルワンを半年単位で投入して頂いております。

ワコーズ フューエルワン

WAKOS F-1

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ガソリン・ディーゼル兼用燃料添加剤。高性能清浄剤PEAの作用により、燃料に添加するだけで燃焼室・吸排気バルブ・インジェクターなどに堆積したカーボン・ワニス・ガム質などを除去し、新車時のエンジン性能を取り戻します。また燃料の酸化劣化や燃料タンクの腐食を抑制します。2~3回の連続使用が効果的です。

日産のピットワークからもワコーズが製造している商品もあります。

こちらの方が少し値段が安いです。

 

 

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