日産/ウイングロード(WFY11)スロットルバルブ清掃には急速TAS学習「自動車」

      2017/01/12

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Contents

日産独自の学習技術 急速TAS学習

NISSAN WINGROAD WFY11 0001

日産 ウイングロード

車は日産自動車のウイングロード(WFY11) エンジンは1500ccのQG15

スロットルボディー清掃!

「くるまにあ」では必ずと言ってよいほど車検時にはスロットルバルブの清掃を行います。

スロットルバルブ清掃方法にはいろんな方法はありますが、自動車点検時には無料でスロットルバルブの清掃を行います。

また別途料金にてスロットルボディーを取り外し、ガスケットも交換しての清掃も行っております。

スロットルバルブの清掃は新型車だけではなく、昔からあるキャブレターの時代からスロットルバルブの清掃は行っております。

このスロットルバルブの点検と清掃をおこたると、エンジンアイドリング不調やエンストなどが発生します。

最近の自動車は「自己学習機能」がついており、エンジンアイドリング回転が低下すると、エンジンコンピューターから信号を出し、電動スロットルバルブやアイドルコントロールバルブの通路を広げエンジンのアイドリング回転を規定回転数まで引き上げます。

しかし、「自己学習機能」にも限界があります。

エンジンアイドリング回転数が更に落ち込むと、さらにエンジンコンピューターはアイドリング回転数が低いと感知しアイドリング回転数を上げようとします。

しかし、電動スロットルバルブならともかく、アイドリングコントロールバルブにも空気の通路を広くするのに限界がでてきます。

限界点をこえたところで、エンジンアイドリング不調やエンストを引き起こします。

この写真は日産 ウイングロードのスロットルバルブですが、「くるまにあ」では初めての入庫なので過去に清掃を行ったかどうかはわかりませんがこんなに汚れております。

NISSAN WINGROAD WFY11 0002

日産 ウオングロード スロットルバルブ

(写真をクリックで大きな画像をご覧になれます。)

なぜ、こんなによごれるのか?

スロットルバルブの汚れの原因はいろいろありますが、ほとんどがエンジンのシリンダー内の燃焼時の未燃焼ガスの吹き替えしです。

ひどい時には、エアークリーナーまで汚れが付着しております。


今回はスロットルボディーを取り外さずにスロットルバルブを清掃します。

スロットルバルブ付近についている汚れを取り除くと、スロットルバルブの開閉率が清掃前の状態のままだとエンジンアイドリング回転数は高くなります。

エンジンアイドリング数が高くなりすぎると、エンジンコンピューターは燃料カットをしてハンチング症状がでます。

今までの自動車ですとエンジンコンピューターの「字自己学習機能」が働きエンジンアイドリング回転数を下げていきますが、最近の日産車ではこの状態までなるとすぐには「自己学習機能」は働きません。

「自己学習機能」のリセットが必要となってきます。

昔の自動車ならば、バッテリーマイナスターミナルを取り外したり、エンジンコンピューターのフューズなどを抜いてエンジンコンピューターの電源を切り「自己学習機能」をリセットすることができました。

しかし、最近の日産自動車ですとこの方法では「自己学習機能」はリセットできません。

そこで専用テスターが必要となってきます。「

「くるまにあ」では、OBD2診断機のランチテックヒャパンのX431ダイアガンを使用します。

X431

ランチテック X431 ダイアガン

(写真をクリックで大きな画像をご覧になれます。)

しかしながらこの日は「くるまにあ」ではランチテックのX431を貸出していたので手元にはありませんでした。

こうなるとディラーに持っていくしか方法はないのです。

いえ、そんなことはありません。

手間はかかりますが、アナログ的に「自己学習機能」をリセットする方法があります。

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急速TAS学習方法!

ここで専用テスターがない場合の「自己学習機能」のリセット方法を書きます。

二さん自動車では「急速TAS学習」と言います。

時間の計測などもありますので時計などを用意する事をお勧めします。

 

急速TAS学習方法

1 スロットル全閉位置学習操作

1 キースイッチをONからOFFにする。

(キースイッチOFF後役5秒間保持する。)

2 この時にスロットルバルブが作動します。

(作動音を確認して下さい。)

この操作でスロットル全閉位置学習は終了です。

これは自動車に乗るたびに常に学習されていきます。)

2 急速TAS学習操作

※ スロットル全閉位置学習操作を済ます事

※ エンジンが暖気状態で或ること

1 アクセル全閉のままキースイッチをON

2 3秒経過してからアクセル全開、全閉を5秒以内にに6回繰り返す。

’(全閉状態で終わること)

3 アクセル全閉から役7秒後にアクセルを全開にし保持

3 役10秒後にエンジン警告灯が点滅を始まる事を確認する

4 数秒後にエンジン警告灯が店頭するのでアクセルを全閉にし、

5秒以内にエンジンを始動します。

5 そのままエンジンを始動し20秒以上アイドリングを続ける。

(ここで学習は終了)

6 アイドリング回転数および点火時期が基準値内にある事を確認

 

※ もう少し古いタイプの日産の自動車ならば・・・。

エンジン暖気を済ませてエンジンアイドリング中に電動スロットルバルブのコネクターを外す。方法もありました、

急速TAS学習後

急速TAS学習を済ませると、今までアイドリング回転数が高かった状態から、既定のエンジンアイドリング回転数は落着きます。

あとは時間があれば試運転などをされることをお勧めします。

 

まとめ

スロットルバルブを清掃するときは、エンジンコンデショナーやエンジンクリーナーなどいろんなものがありますが、これはものすごく通電性能が高いためエンジンコンデショナーなどの吹き付けした状態でエンジンを始動するとまれにスロットルコントロールバルブがショートしてエンジンコンピューターなどの破損もおきます。

特にスズキのMC系のワゴンRやラパン、アルトなどに装備されているK6Aエンジンは要注意です。

そうなると、エンジンアイドリング回転数の不調を起こしスロットルボディーの交換とエンジンコンピューターの交換が必要となります。

 

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