ホンダ/ライフ(JB1)エアコンの利きが悪い修理!「自動車」

      2017/01/12

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エアコンが冷えが悪い!原因はエアコンガスの量がすくなかった。

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車は、ホンダ ライフ 型式JB1 エンジンはE07Z

「くるまにあ」の代車の1台です。

夏場になりエアコンの利きが弱く感じていた。

このホンダ ライフは下取りで買取、今年の4月に車検を入れ、「くるまにあ」の代車の1台である。

まだ4月位から5月にかけてのエアコンのトラブルは感じなかったものの、6月にはいり夏本番となってきたころにエアコンの利きが悪く感じておりました。

代車は外の青空の駐車場にて止めており、猛暑の炎天下の下でかなり車の室内は高温になっております。

エアコンの利きが最高な車は、しばらくしたら冷たい風を肌で感じられるものの、このホンダのライフに関してはなかなか室内の温度が下がらない状態でした。

しかし、長時間乗っていると、エアコンで室内温度が下がり快適な温度までなるのですが、あまりにもエンジンスタートしてからの快適温度になるのに時間がかかりすぎておりました。

これは早急に手を打たないと代車で使うお客様にも大変ご迷惑をかけるし、私自身も暑がりなのでたまらなくエアコンの点検・修理を行いました。

 

エアコン点検方法

エアコン故障といっても原因はたくさんあります。

エアコンガスによるトラブル、ブロワーファンによる風量・・・。様々ありますがひとつひとつチェックしていきます。

室内の風量チェック

まず、先に疑ったのは室内のブロワーの風量のチェックです。

基本的には風を全開に強くし、運転席に座り顔まで快適な風が届くかです。

このホンダ ライフは風量を全開に強くしても、とても顔まで風が届きません。

そうなるとエアコンフィルターの点検をします。

このライフですとブローブボックスを取り外すとエアコンフィルターを取り出すことができます。

エアコンフィルターを取り外して、再度ブロワーの風量を全開にし運転席まで風を届くかチェックするのですが、このライフのエアコンフィルターを目視でかなり目詰まりを起こしており、これが原因でブロワーモーターの風量が運転席にまで届かなかったのである。

エアコンフィルターを新品の物に交換すると改善しました。

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写真をご覧になると一目瞭然ですが、右の白い方が新品のエアコンフィルターで、左の黒い方がこのライフに装着されていたエアコンフィルターです。

フィルターとしても役割は果たしておりますが、これではブロワーファンから送られてくる風が目詰まりをし、ブロワーファンを全開に強くしても運転席に座って顔まで風が届かなかったのです。

ちなみに、このエアコンフィルターを見る限り一度も交換していない様です。

くるまにあでは、エアコンフィルターのチェックは車検時毎に行っておりますが、このライフに装着されていたエアコンフィルターは、車検から車検の2年間の汚れではありませんね。

 

室内の風量の温度をチェック

次にブロアーファンを全開に強くして冷たい風がでるかのチェックを行います。

いつもなら手さぐりでエアコンの低圧パイプをさわるなどをして温度を調べるのですが、今回ブログを書くので温度計にて温度を測定しました。

エアコンの測定条件で、エンジン回転をアイドリング状態から約1500回転から2000回転まで上げて室内の風量の温度を測定します。

今すぐに非接触型の温度計しかないので、この温度計で測定すると約15度である。

この時、外気温は約34度位でしたが。やはり原因はエアコンの風が冷え切らず利きが悪いようです。

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これはエアコンガス系統と思い、マニホールドゲージを取付しエアコンのガス圧をチェックします。

しかし、その前に車両前方に行き、エアコンコンデンサーの目詰まりと、電動ファンの回転をチェックします。

ここではこのライフには異常を感じられなかったので、エアコンのガス圧のチェックにはいり、マニホールドゲージを取り付けて測定します。

 

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(写真をクリックで大きな画像をご覧になれます。)

エアコンガスの低圧側と高圧側の測定を行い、外気温からするとやはりエアコンのガスが少ないようです。

これは、エアコンガスの補充で改善できました。

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余談となりますが

なぜ、エアコンのガスが少なくなっていくのかを説明していきたいと思います。

少し余談になりますが、車のタイヤのエアーも時々チェックしないと空気圧が低下している現象をご存知でしょうか?

これは、タイヤのゴムを分子レベルまで見ていくと、ゴムの分子とゴムの分子の間にわずかな隙間があり、そこから空気圧が漏れております。

エアコンガスも同様で、エアコンホースがゴムでできているので、そのゴムを分子レベルまでみていくとゴムとゴムの隙間からわずかながら漏れていきます。

これは1年に約5g位のエアコンガスが漏れていると言われております。

このライフは平成11年式で、17年も経過しているわけですから5g×17年で約85gのエアコンガスが漏れていると推測できます。

 

 

まとめ

エアコンは夏場で使用する機会が多いかと思います。

少しでもエアコンの冷えが悪いと感じられる様でしたら、なにかしらの原因があります。

今ではコンピューターを使いオートエアコンが主流ですが、エアコンガス系統が正常でも、各センサーの不良等でエアコンの利きが悪いこともあります。

車検では、エアコンのチェック項目はありませんが、くるまにあでは、車検時に車をお預かりした時には必ずエアコンフィルター等のチェックも行い、汚れているようでしたらお客様にご連絡を行い交換し、夏場ではエアコンガスの点検もしております。

エアコンで気になる方は「くるまにあ」までお問い合わせください。

 

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