英国製!Norton Motorcycle 650SS 英車 ビンテージバイク「自動車・バイク」
2017/01/12
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Norton Motorcycle 650SSが入庫しました。
最初に、Norton 650SS(ノートン)と見たことも聞いたこ事もない名前だと大半の方がいるかと思いますので、最初から説明します。
Norton Motorcycleとは?
Norton Motorcycle(ノートン・モーターサイクル)
イギリスのオートバイ製造会社(メーカー)。1898年に設立された。1902年まではエンジンを外部から購入しオートバイを製造していたが、1908年には内製を開始。以後、長年にわたり単気筒車両を製造し続けた。ノートンはモータースポーツ界に高性能エンジンを提供し続けた、イギリスのオートバイ史上に栄誉ある名を刻んだ企業である。経営不振などによる何度もの倒産や合併・解散を経て現在に至る。
1948年からは二気筒エンジンに主力を移し、この伝統は1970年代に発売された500~850ccの排気量の『ドミネーター』、650ccの『アトラス』や『コマンドー』ブランドに継承され、当時の高級車としての評判を集めた。また「ノートン・フェザーベッド」や「アイソラスティック・フレーム」、ロータリーエンジンなどの革新的技術を開発・投入したオートバイを世に送り出した事でも知られる。
Norton(ノートン)とは
イギリス(英国)の単車のバイクメーカです。
日本だと、ヤマハ、ホンダ、カワサキ、スズキと同じバイクの製造メーカです。
650SSとは
単車の名前です。
カワサキですとゼファーやZ2、ホンダですとCBXやCB400の様にバイクの名前です。
年代もこの単車付近です。
Norton Motorcycle 650SS
入庫から~外装確認まで
入庫仕立ての時は、もちろん不動車でほこりもすごく、もちろんエンジンはかからないし、タイヤも自然に空気が抜けていた状態です。
軽トラに積んで持ってきました。
ナンバープレートの取り付けた後や、ウインカー、ミラーもない状態でした。
そうです!
まだ、日本未登録車だったのです。
ここで日本登録すると陸運局では書類上は新車と同じ扱いです。
車体番号で確認すると年式は1971年10月~1973年3月でSSタイプの最終型です。
現在2016年ですので、45年前から47年前のバイクです。
エンジンもかからないし、それにまだ日本登録もしていないので完成まで時間はかかるでしょうね
洗車して更に確認
持ってきたときはこんな感じでした。
さまざまなパーツ類の確認もできないのでまずは洗車しました。
海外製だから?保管状況がよかったから?
メッキ類の錆がすくない。アルミパーツも多いから磨けば磨くほどきれいになります。
以前にTOMOS(トモス)を所有していたのですが、これもメッキ類が綺麗で磨けば錆もなくなりました。
海外製の方がメッキがしっかりしているのですかね?
1日かかりましたが、ここまできれいになりました。
しかし、フロントドラムブレーキがでかい!
やっぱりこれだけ年数が経過するとノーマルのオリジナルと違いかなり改造されております。
エアクリーナなどを撤去して、日本でスカチューンと呼ばれるようなカフェレーサの仕上がり。
ハンドルもセパハン。
マフラーも異なる。
フロント、リヤの泥除けと呼ばれるフェンダーも異なる。
あと、気が付いたのですが燃料タンクがFRPでした。
さびない、軽いの利点でしょうか?
動画と見比べるとヘッドライト廻りも異なりますね。
バッテリーケース付近のコックとホースが気になり確認すると、この単車はドライサンプ方式でエンジンオイルを潤滑しているようです。
このバッテリーケースとオイルタンク兼用ですね。
シートも違いますね。
あれ???
国産車と大きく異なるところがありました。
ほとんどの単車は、左足がミッションペダルで右足がリヤブレーキですが、このノートン 650SSだけ?
このノートン 650SSは左足がリヤブレーキで、右足がミッションペダルになってる・・・。
つまり、逆なんですよね。
初めて見ました。
あと通常、単車の場合はよくエンジンとミッションが一体化しておりますが、このノートン 650SSはエンジンとミッションが別々のケースにわかれています。
つまり・・・。
車と同じです。
洗車をしてよくわかりましたが、フレーム番号(車体番号)とエンジン番号が一致しました。
過去にエンジンは載せ替えてないと言うことです。
とりあえず、この日は洗車まで
今度はエンジンをかけるように整備していきます。
だいたい、ずっと置いていたバイクで、エンジンがかからない・・・、
なんてキャブレターがほとんどです。
2気筒エンジンとは言え、エンジン始動方式がキックペダル式
これ、蹴れるんかな?
単気筒のヤマハのSRの時の事を思い出す・・・。
次回、キャブレターオーバーホールにかかります。
TOMOS(トモス)
余談ですが、トモスも聞きなれない名前ですので簡単に紹介します。
TOMOS(トモス)とは?
トモス(TOMOS)は、スロベニアコペルに本社を置く自動車、オートバイ、船外機、ボートのメーカーである。一度、シトロエンやルノーの自動車も生産していた。トモスは一時期、プフからライセンス生産されていた。TOMOSはセジャーナにあるオートバイメーカーしてTOvama MOtomih koles Sežanaの頭文字をとってつけられた。日本ではホノラリーが輸入総代理店となっている。
50ccで2サイクルエンジンを積んだ自転車ですね。
エンジンをかけずにペダルをこぐと前に進みます。
ペダルを逆回転させるとエンジン始動です。
燃料も、給油時に2サイクルオイルを同時に燃料タンクにいれる混合式です。
これも、ビンテージバイクですよね
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